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2020/03/09

3000円?のソーラーライト

えー、実をいうと、うちには古いソーラーガーデンライトがあったのです。

もう5年か10年放置していて、朽ちるに任せていたのです。

元々怠惰な性格で、点灯しなくなっても気にせず放置していたのですが

文太さんのおかげでソーラーやバッテリーなど電気弄りに目覚めてしまいました。

 

そこで、放置していたソーラーガーデンライトが使えないか見てみました。

 

Dsc_0039

 

なかなか立派な外観でしょ。たぶん当時は3000円くらいしたのだと思います。

笠を外すとこんな感じで、ライトカバーも凝ったデザインですね。

 

Dsc_0020 Dsc_0021

 

ライトカバーを外すと、小さなLEDが1個見えますね。

電池ボックスが2箇所あって、期待させますが、ふたを開けて見ると

 

Dsc_0022

 

残念、片側はダミーで空でした。

900mAのニッスイ単3バッテリーが2個で、2.4V駆動なんですね。

 

Dsc_0023 Dsc_0024

 

中の基板は見た目には錆びていないようです。

 

Dsc_0025

 

基板の裏側もシンプルですが、今どきのICではない古さを感じますね。

コンデンサは大きめのが付いていますね。

 

肝心のソーラーパネルはプラスチックが劣化して白くなっています。

Dsc_0026

蛍光灯の下で、0.28Vの電圧が出ています。

 

表面を磨いてみようと、百均の錆取り消しゴムでこすってみました。

Dsc_0027

 

が、あまり芳しくないので、家庭用のスポンジたわしのスコッチブライト面でこすり

仕上げにクレンザージフを少量付けたスポンジで磨きました。

その結果、見た目は少し良い感じになりました。

 

Dsc_0028Dsc_0029

 

蛍光灯下での電圧も、0.45Vに上がりました。

 

バッテリーを交換してスイッチを入れてみましたが、あれ? 点灯しない。

まさかと思ってバッテリーを外して接点を見てみると、赤錆になっていました。

よく見ないと気が付かない程度でも、接点不良になるんですね。

 

Dsc_0030 Dsc_0032

 

この手の錆落としはマイナスドライバーの先でこするのが一番良さそうです。

削りすぎずに錆だけ落としやすいです。

 

接点の錆びを落とすとLEDが点灯するようになりました。

スライドスイッチは少し接触不良になっていますが、何とか使えるレベルです。

 

各種のデータを取って一覧を更新しました。

 

           100円  300円  600円  3000円?
---------------------+----------+---------+---------+---------------
バッテリーの電圧     1.45V   1.3V   3.80V     2.8V
ライトON 閾電圧     0.34V   0.29V   0.50V    0.17V
ライトOFF閾電圧     0.34V   0.30V   0.50V    0.40V
LEDライトの印加電圧   1.41V   2.77V   3.80V     3.32V
LEDライトの消費電流   5.57mA  26.7mA   45mA     70mA
ライトOFF時消費電流   0.02mA  0.05mA   0.4mA(人感) 0.1mA
ソーラーパネル出力
蛍光灯下1.5m出力電圧   1.1V   0.83V   0.50V    0.90V
蛍光灯下0.1m出力電圧   2.3V   2.2V   4.07V    3.32V
太陽光下  出力電圧   2.4V    2.33V   4.19V    4.74V
太陽光下  出力電流   28mA  40.8mA  60.8mA   0.5mA(セル不良?)

 

おや? ソーラーパネルの出力電流が少なすぎますね。

どうやらセルの不良があるようです。残念、ここまでやったのに。

もしかしたら、パネルの表面を磨いた時に表面のメッキまで剥がれてしまったのかも。

いや、おそらく既に劣化して駄目になっていたのだと思います。

 

ということで、ソーラー充電は出来ないですが、ソーラーセンサーは効いているので

充電しないセンサーライトとしては使えそうです。(^^;

 

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